ペット同士の喧嘩を抑制する首輪のアイディア

増える犬同士のトラブル。不安を抱える飼い主様もいらっしゃるようです

近年、犬の飼育数がやや減少傾向にあるとはいえ、依然として日本国内では約679万頭の犬が飼われています(2024年ペットフード協会調べ)。そんな中、「散歩中に他の犬に噛まれてしまった」という悲しい声を聞く機会もあるようです。

特に、小型犬の飼い主にとっては、体格差のある犬からの突発的な攻撃が命取りになる可能性すらあるのです。

ペット用品の製造に携わる私たちは、こうした声を「ただの偶発的な事故」として片づけず、製品というかたちで解決に近づけないかと考えました。

噛みつき事故のリアル:実際に起こった事例

事例1:ピットブルが小型犬を襲撃、飼い主が責任を問われる

2023年、神奈川県で起きた事件では、散歩中のアメリカンピットブルが小型犬に襲いかかり、加害犬の飼い主が重過失傷害で書類送検されました。特に咄嗟の事故では、防御手段がなければ小型犬はひとたまりもありません。
▶引用:朝日新聞デジタル

事例2:「助けられなかった」…飼い主の証言が語る恐怖

「いぬのきもちWEB MAGAZINE」では、散歩中に大型犬に襲われた経験談が紹介されています。自分の愛犬を抱き上げたものの、ジャンプして飛びかかってきた加害犬に噛まれ、犬も飼い主も深いトラウマを負いました。
▶引用:Benesse「いぬのきもち」

これらの事例に共通するのは、「防ぎようがなかった」という後悔です。

製品アイデアの原点:「守る首輪」の必要性

私たちが着目したのは、「攻撃するため」ではなく**「守るためのスタッズ首輪」**という発想です。

従来、スタッズのついた犬用首輪といえば、ファッションや威圧感を強調する目的が一般的でした。しかし私たちは、それをあくまでも**“ディフェンシブ”な機能**として再設計することにチャレンジしました。

特に、他の犬に首元を狙われた際の「一線」を守る役割をもたせています。

機能と安全性を両立する技術ポイント

● 首回りへの集中ガード

小型犬の急所である首回りに軽量金属スタッズを配置。EVAやネオプレンといった柔軟な発泡体とのコンビネーションで、重くなく、しかし痛みを与える防衛効果をもたせています。

● “尖らせない”設計思想

「スタッズ」とはいっても、実際は丸みを帯びたデザイン。噛みつき防止の効果を発揮しながらも、相手の犬や人に重大なケガをさせることはありません。

● ファッション性と選べるカラー

「防衛的=無骨」ではない。そう考えた私たちは、ベージュ・グレー・カーキ・シルバーなどの中間色を用い、都市部でも使いやすいナチュラルで上品な仕上がりにこだわりました。

こんなニーズに応えられる製品です

犬の喧嘩を抑制する金属スタッツ付き首輪
  • トレーナーさんやドッグラン管理者:「もしもの事故を未然に防ぐアイテムとして」
  • 獣医や動物病院:「防衛具としての啓発と指導に」
  • ペットホテルや預かり業:「混合エリアでの使用を推奨」
  • 小型犬オーナー:「安心してお散歩したいという切実な願いに」

ペット関連企業様へ:OEM製造のご相談、承ります

この製品は、ただの“とがった首輪”ではありません。
大切な家族を守りたいという気持ちに寄り添い、なおかつ日常に馴染むデザインを両立させるためのアイディアです。

もしこの記事を読んで、「うちのブランドでも展開してみたい」「OEMでこの発想を活かしたい」と思っていただけたなら、ぜひお気軽にご相談ください。

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